〜経年劣化したアンティークな仕上がりも簡単に〜
アニースローンのダークワックスを使えば、あっという間に100年前の古びた家具のようなアンティークな仕上がりを表現することができます。今回はベッドフレームを用いたダークワックスの使い方をご紹介します。
①チョークペイントを塗る。
チョークペイントオールドホワイトでアニースローンブラシを使ってフレーム全体をペイントします。
②縦横無尽に刷毛を動かす。
一方方向に塗るのではなく、いろいろな方向に刷毛を動かしてペイントしましょう。より味のある質感を表現することができます。表面を塗り終えたら乾かし、1度目と同じように2度目を塗ります。
③クリアワックスを塗る。
チョークペイントが乾いた表面にクリアワックスを塗ります。塗り残しがないか、よく確認しながら全体をワックスでコーティングしていきましょう。
ダークワックスには下地の塗料に染め入る顔料(ステイン)が含まれています。クリアワックスを塗らずにダークワックスを直接塗ってしまうと、濃淡を調節できなかったり、一度塗ったワックスを取り除くことができなくなってしまいます。この工程は、ダークワックスを使用する上でとても大切なポイントです。
④余分なワックスを拭き取る。
糸くずのでない布で、余分なワックスを取り除きます。ワックスを厚く塗り過ぎていないか、確認しましょう。
⑤ダークワックスの出番です!
クリアワックスが乾く前に、ダークワックスを塗っていきます。すぐに使えるように準備しておきましょう!
⑥ダークワックスを塗る。
ワックスブラシを使ってダークワックスを塗ります。一度にたくさんつけ過ぎず、少しずつ取りながらワックスを塗っていきましょう。
ダークワックスを塗るとこんな感じです。クリアワックスを下に塗ってあるので、ダークワックスをたくさんつけてしまったな…と思っても心配ありません。
ワックスブラシを使用することで、凹凸のある細かなところまでワックスを塗ることができます。
⑦余分なワックスを拭き取る。
糸くずのでない布でダークワックスを拭き取り、濃淡を調整します。
特に凹凸のある場所では、汚れがたまったようなアンティークな仕上がりを表現することができます。また、ブラシストローク(刷毛の跡)にもワックスが入り込みやすくなっています。
⑧クリアワックスを使って濃淡を調整する。
凹凸のない部分と色を馴染ませるために、クリアワックスを使ってダークワックスをさらに拭き取ります。ダークワックスを塗った部分にクリアワックスを塗り、布で拭き取ると、さらにダークワックスの色を薄く調整することができます。
ダークワックスの濃淡はお好みで調整してください。最後に拭き取った布でフレーム全体の色を馴染ませます。
⑨完成!!
今回はダークワックスの濃さを薄くして、かすかに色が残る程度に仕上げました。歴史を感じるような、味のある作品があっという間に完成です。
ダークワックスの使い方はとってもシンプルです。
これと同じように、ブラックワックスという黒色のワックスを使えば、モダンな仕上がりを表現することができます。
仕上げたい表現によってワックスを使い分けてみてくださいね♪
【今回使用した商品はこちら】
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アニースローン, チョークペイント
チョークペイント オールドホワイト
用途の広い白色で、他の色を薄くしたり、明るくするのにも使用できます。パリスグレーやオービュッソンブルーを加えれば、スウェーデン風に仕上がります。
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アニースローン, ペイントツール
アニースローンブラシ
楕円形のアニー スローンオリジナルブラシです。ペイント保水力があり,仕上げの模様やパターンを表現しやすく、ベタ塗りではない表情のテクスチャーを楽しめます。